アナボリックステロイドの副作用

アナボリックステロイドはアンドロゲン作用、アナボリック作用どちらも非常に強く、それに比例して副作用もあります。

用量、用法に注意することももちろんですが、副作用に対応する準備を必ずとるようにした方がいいでしょう。

 

DHT増加による薄毛

アナボリックステロイドを服用している間は大量のテストステロンが体内で生成されます。

テストステロン自体は本来、髪の毛を成長させ太くする作用を持つものですが、テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくとジヒテストステロン(DHT)に代謝します。

このジヒテストステロン(DHT)こそが男性型脱毛症の原因となるのです。

テストステロンと5αリダクターゼの結合を抑制するためにはフィナステリド系の育毛剤(プロペシアフィンペシア)が使われます。

これにより脱毛因子であるジヒドロテストステロン(DHT)に代謝させることを防ぐのです。

 

 

肝機能の低下

アナボリックステロイドは肝臓に負荷をかけることでも知られています。アルキレート化された経口剤は肝臓で分解されないため負担がかかってしまうというものです。

長期の服用は肝機能低下させGOT、GPTの値が高くなってしまう可能性があります。

近年、脂肪肝・肝硬変などの肝臓の病気への効能が期待されているのがシリマリンというサプリメントです。

シリマリンとはオオアザミ・マリアアザミ・オオヒレアザミ・ミルクシスルと呼ばれるキク科オオアザミ属のハーブの種子に含まれるフラボノイドの一種で、肝細胞を修復する効果があるとされています。

二日酔い・消化不良などへの効能も期待されており、アナボリックステロイドを服用しているビルダー達の間でもよく併用されています。

 

 

女性化作用

ダイアナボルの副作用に女性化作用というものがあります。男性であるにもかかわらず、女性化してしまうというものです。

女性化作用の症状として乳房肥大、脂肪の増加、性欲の減少などがあります。

人の体内にはアロマターゼという酵素があります。このアロマターゼはテストステロンをエストロゲンという女性ホルモンに代謝する働きがあります。

ダイアナボルなどのアナボリックステロイドによって大量に生成されたテストステロンに比例してエストロゲン(女性ホルモン)も生成されてしまうのです。

このエストロゲンという女性ホルモンによって、男性であるにもかかわらず女性化を促進させてしまいます。

この女性化作用を防ぐためにノルバデックスがあります。ノルバデックスは、女性化させるエストロゲン(女性ホルモン)がレセプターに結びつくことを防ぐ効果があります。

レセプターに結び付かせないことによってエストロゲンによる女性化作用を防ぎます。

 

 

男性ホルモン生成の低下

アナボリックステロイドを服用する際にほぼ必ず起こるのがテストステロンの自然分泌力の低下です。

つまり、自身の睾丸で自ら男性ホルモンを生成する能力が落ちてしまうのです。症状としては、勃起不全、睾丸収縮があります。

この睾丸機能を活発にさせる働きをもつのがクロミッドです。

ビルダーやアスリート達の間ではこのクロミッドとステロイドを併せて服用されることが多く、サイクルが終了する1週間前あたりから飲み始めるようです。

 

 

血圧の上昇

ステロイドが血圧上昇と高血圧を引き起こし、心血管疾患のリスク増加につながるという研究結果が示されています。

ステロイド期間中、「良好な」コレステロールであるHDLレベルを20~70%低下させ、「悪い」コレステロールであるLDLレベルを20%上昇させると報告されています。

高LDLおよび低HDLレベルは、動脈硬化症のリスクを増加させます。

 

 

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